2007年11月アーカイブ

ベキ子26歳

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今日はBeckyの誕生日でパーティがありました。期末試験の真っ只中なのに。

今年の夏に東京駅で購入しておいた鉄腕アトムのキーホルダーをあげたんだけどイマイチだったかな。「日本で最も有名なキャラクターの一つ。知らない日本人はいない」とは伝えておいたんだけど。 まぁ生粋のアメリカ人に理解できる訳ないか。

それにしても皆若い。Beckyは今年で26歳。入学当初は24歳だったなんて。周りも26~28歳が多かった。普段年齢を気にせず接しているだけに驚いた。

場所はダウンタウンの3rd streetにあるチーズフォンデュ専門店The Melting Pot。 皆の感想は"OK"だそうだ。本当に満足してるときは"great"とか"awesome"というので"OK"というときは満足していないのだろう。雰囲 気とコンセプトにお金を取られているようなもの。それも別に大したことないが。とにかく具材のレベルが低すぎる。材料コストはチーズとパンと野菜だけ。少 しせこい商売だと思った。

アメリカ人が鍋を囲んでいる姿は不思議。フォンデュがいけるんだったら鍋料理やしゃぶしゃぶのレストランもいけるかもしれない。

26th Bday 017

企画倒れ!?

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OppIdのプレゼンがやっと終わりました。疲れて早く寝たいと思いつつ、これも大事な経験だから後に残したくて書いています。

OppIdとはOpportunity Identification & Analysisの略。Texas MBAの看板教授Prof.Doggettが担当しています。

通常のケースディスカッションと平行して、プロジェクトを行っていました。今日のプレゼンはその最終報告。新しいアイデアや新技術、または起業家をオースティン中から探してくる。それをビジネスとして成功させるためにはどうすれば良いかを分析します。クラスは8チーム。その半分の4チームはATI(Austin Technology Incubator)というテキサス大学の起業家支援オフィスに登録されている技術・製品・会社を題材としています。残りの4チームは自らのアイデア、または自ら探してきた会社を題材にしました。

私の所属していたチームは後者。自らのビジネスアイデアを検証する方で、メンバーのChris Lloydが1年間温めていた企画「セルフ・バー・キオスク」をやりました。「セルフ・バー・キオスク」自体の説明は長くなるので次の機会に回します。

実はこの企画ポシャりました。残念なことに、調査を進めていく中で幾つかの想定違いがありました。コストのこと、顧客ニーズのこと、ボトルネックのこと。いろいろです。

駄目なビジネスアイデアのことDoggett用語でUgly Babyと言います。「自分のアイデアだけに可愛いく思えるかもしれないけど厳しく客観的に評価しろよ。」ということを彼は主張しています。

で我々のアイデアは文字通りのUgly Babyになってしまいました。

企画を中止することを決めてから、今日のプレゼンまで相当不安でした。クラス中からヒンシュク買うんじゃないか、教授から厳しい評点を食らうんじゃないかとか。でもそんなことはなかった。実際のプレゼンでは、

起業しようとする人に対する敬意があった
アントレプレナーシップの授業だけに、そう簡単にビジネス立ち上がらないって分かってるみたい。閃いた発端のことを興味津々と聞いたり、困っているならアイデアを出そうと、奴らマジでした。

ディスカッションが盛り上がりやすかった
結果オーライですが。我々のアイデアは難しい技術を題材としていないので、知識偏重型とならず、皆が話に参加しやすかった。欧米の学生は、"バー"そのものに対する思い入れも強いらしく、個々人の考察や実体験が飛び交っていました。

実は教授の好きなテーマだった
現状を良くする技術・製品があっても、利用者が求められないことがある。バー・エクスペリエンスがまさにそれ。「いつかはIT化されるんだろうけど、それっていつ?きっかけは何?」そんな議論をさせて教授はご満悦の様子でした。

プレゼンが終わってほっと一息。残り2回ありますがオブザーバーですから。。(すみません。ちゃんと意見言うように努力します。)

終 盤にきてみて思いました。OppIdは教授も良いですが、一番良いのは受講している生徒の質の高さです。人数が多すぎたり少なすぎたり、個々人の Participationが低いとクラスの質が下がると聞きます。そんなの教授の言い訳なんじゃないのと今までは思っていたけど間違っていた。授業の質 は生徒で決まる。そう実感した授業でした。

さらに今日Prof.Doggettの弱点をみつけました。彼は最新テクノロジーや他国のビジ ネスについて熱心に調査しています。授業ではその知識をめちゃめちゃ披露されます。彼はOppIdの前にE-commerceの授業を受け持っていたそう です。彼のネットビジネスに対する考えはそこから来ているようです。しかしそれが問題なのです。彼は明らかにWeb1.0の人でした。恐らく FacebookやTwitterなど今のネット業界で起きてる現象に気付いていない。知ってはいても受け入れられていない様子。いくつかの発言に緩さを 感じられる所がありました。

Web2.0的な考え方がMBAのマネジメント論に必要かどうかは分かりません。Stanfordがやっと Facebookのケースを出版した所だし。でも彼が「21世紀のマネージャーや技術を熟知すべき」と言うのと同じように、今Webによって起きているパ ラダイムシフトに着いていく必要があるんだろうなと、ふと思ったのでした。

長くなっちゃいました。

山場に風邪

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珍しく試験・プレゼンテーションの真っ最中でやる事沢山あるのに風邪を引いてしまった。普段は試験とか仕事の山場を越えた後にドッと気が抜けて病気になることはあったけど、今回は不思議。まあ原因はインターナショナルナイトで寒かったにも関わらず浴衣で外をウロウロしてたからだと思う。意識が朦朧とする。何度か目まいがして倒れそうになったよ。きついなぁ~。

そんな病気の真っ最中ですが、今日の晩御飯はメアリーからもらったThanks givingの残り物。本格的なアメリカの家庭料理でした。美味しかったです。親父さんの作ったパイも。ピーカンナッツのタルトはいかにもテキサスって感 じだったし、すごく美味しかったのでレシピを頂くことになりました。今まさに冷凍庫にタルト生地が余っているので今度作ってみようと思う。

メアリーの家には犬が二匹いるんだけど、どっちも超デカイ。強い力で体当たりしてくるのでめちゃ怖い。付けている口輪が一層恐怖感を煽ってた気がする。でもその二匹の犬に叱り付けてるメアリーの形相の方が何倍も怖かったス。やっぱ軍人って感じがしました。

今カメラ壊れ中。今度犬の写真撮らしてもらおうっと。

Japan Booth 3位!

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K隊長の指揮下で入賞を目指してやってきましたInternational Night 2007。BENIHANAから寿司20人前をスポンサーしてもらったり、イベント会社へ日本の風景写真入り垂れ幕を発注したり、浴衣着用&撮影のコーナーを設けたり、日本料理の紹介DVDを配るなど、多方面でバージョンアップをして挑んだ今年は見事3位に入賞することができました。

隊長のリーダーシップとメンバーのマジっぷりに感服です。今学期Managing People & OrganizationでLeadershipやCultureについて勉強していますが、日本ブースに強いチームの本質を感じました。

International Night 2007
abWhyAirbusA320jetblue

今日のManaging People & OrganizationのケースはJetBlueです。企業カルチャーとビジネスの関係について考えることがメインです。ですが私はJetBlueの基礎となっているテクノロジーと人とオペレーションへのこだわりに興味を持ちました。この3つで成り立つビジネスモデルが私は好きだからです。

JetBlueはアメリカに来て好きになった航空会社です。NY旅行の時に使いました。テキサスといえばサウスウエスト航空なので、JetBlueを愛用してるというのは気が引けたのですが、ケースを読んで気にならなくなりました。というのもJetBlueの創業者Davidはサウスウエスト航空の元副社長だからです。

JetBlueについて面白い点をいくつか

David はサウスウエスト航空の企業カルチャーに合わず辞めます。サウスウエスト航空でE-ticketを導入したものの、彼のテクノロジー指向は留まることな く、会社を去ることになります。5年間の非競合契約にサインをし、一旦カナダへ移りコンサルタントをした後、アメリカに戻ってきます。役員/上級職を務め て辞めた人が、競合他社に移ったり、競合する会社を立ち上げて法的問題に発展するケースがアントレプレナーシップの授業でよく出てきます。しかし DavidはNon compete agreementにサインをしてタイミングを待った。なんて潔い人なんだと驚きです。起業家として見習いたい。

JetBlueはテクノロジーを駆使すること、そして航空ビジネスを効率的なものにすることに徹底的に拘ってます。同時に社員を大事にすることも。

○ペーパーレス(チケットだけでなく、業務書類もなし)
○チケット予約業務はオンラインで在宅勤務
○働き方に選択肢あり
 例えば客室乗務員は、フルタイム勤務、ワークシェアリング(2人1役)、大学生の1年契約
○充実した福利厚生
○路線/スロットでの工夫
 ゴールデンタイム(3時pm~8時pm)以外のスロット枠で運行しコストを抑える。
 離発着の高度が低い国内線に限定。国際便は混雑するので運行頻度が低くなる。
○飛行機はエアバス

ケースには詳しく出てきませんが、有名ブランドとタイアップしたスナック(Terraチップス)やコーヒー(ダンキンドーナツ)が出てくる等、サービスレベルの高さも魅力のひとつです。実際に乗ったときに感じました。
Austin commuter rail

All Systems Goといって地域経済の成長/人口増加に伴っている混在を緩和しようとオースティン交通インフラを抜本的に良くしようという取り組みがあります。約25年かける壮大な計画です。その一環として電車網も広げていこうという動きがあります。

レッドラインが来年の2008年秋に開通するそうです。今年中には各駅の基礎工事をしたり、キャノピーのデザイン案が確定したりします。最近はよく、地域住民と行政の情報交換会の案内チラシが入っていますので、施工・運行に向けてかなり本格化してきてるのが分かります。

我が家の近くにできる駅はCrestview駅と決まりました。Crestviewというのはこの辺り一体の地域名。無意味でしょうが、このオシャレな響きがいいのでしょう。

今後期待される地価上昇に先駆けてか、我が家のアパートも最近ある不動産マネジメント会社に買収されました。

そのおかげでアパートコミュニティ全体のリノベーションが進んでおり、枯れ切っていた地面には青々とした芝生が、古びたプールは新しく、黒かった壁面も明るいアイボリーへと変わりました。名前もArgosyだったのにArgosy Apartment "at Crestview"、と駅名とのリンクやオシャレ感を強調しています。したたかな奴らめ (`m´#)

まぁ大事なことですけどね。ということで、うちも今度から家の場所を聞かれたらJustinと言わずにCrestviewと言うようにします。
ヒューストンといえばアメリカでもTop5に入る人口規模の大都市。さぞかし殺風景で治安も悪いのかと思いきや、そうでもなさそう。(もちろんエリアによって差異はあるでしょうが)

ヒューストンにはライス大学という名門私学があります。ナノテクでノーベル賞をとった学者がいるので、その分野ではメッカになっているという話。私学らしく美しく整然とした校舎で羨ましいです。映画に出てくる風景を思い出します。以前フットボールでも書きましたが、ライス大学のシンボルはフクロウ。知のシンボルです。かっこいいですね。

ライス大学の近くには、Museum District(美術地区)というエリアがあります。その名のとおり辺り一体は美術館だらけ。ファインアート、近代美術、子供向け美術館など、それぞれ何棟にも分かれて並んでいます。他の都市でもラインナップは同様にあるかもしれないですが、ヒューストンの場合は一箇所に集まっている。歩いて回れるという点で素敵。もちろん展示品のレベルも高かったです。

その他にもショッピングできる、日本食が食べられる、石油が安いなど、大変便利な街ヒューストン。オースティンから車で約3時間。今まで気づきませんでしたが週末ぶらっと出かけるにはいい場所だと思いました。灯台下暮らしでした。
ヒューストンといえばNASAの本拠地。打ち上げはフロリダ州のキーポイントですが。
ということで、オースティンへ帰る前にNASAスペースセンターへ寄りました。

スペースセンターはNASAのテーマパーク。スペースシャトル打上げやアポロ計画に関する実物大模型を見たり、歴史を学ぶことができます。

宇宙事業、ここから航空産業の未来や新素材、新通信技術などが生まれてきてる。
のかな?

念のために、スペースセンターは非常にしょぼい施設です。
Houston Rockets

Thanks givingに入り、念願のNBAの試合を見に行ってきました。
場所はヒューストン、チームはHouston Rocketsです。

スポーツ観戦はいいですね。試合中、無我夢中になれる。
勉強や仕事のことも忘れてリラックス。ふ~。
OppIdのケースは今日で最後です。残りの4回は各グループのプロジェクトの報告会。

最後のケース(Philip McCrea: Once an Entrepreneur...)は今までと全く毛色が違いました。マーケティングやファイナンスからは全く離れて、アントレプレナー精神論のような話です。実際は起業家に限った話ではなく、働き盛りのみんなが直面する悩みを皆で議論しました。

今日が本当にProf.Doggettが最も注力していたケースかもしれません。まずProf.Doggett自身が自分のキャリアや家族のことについて暴露します。葛藤したこと。意思決定したこと。コミットメントしたこと。それから生徒の側も各々の考えていること、体験したことを話します。

何かを意思決定するときには何か犠牲が伴います。結婚していたり子供がいると決断することの重みは倍増です。ワーク・ライフバランス、配偶者のキャリア、子供と共に過ごす時間について、自分の視点で正当化することはできるけど、果たして自分の考えが正しいのかどうか分かりません。

自分たち家族にフィットする生き方は何のか、包み隠さず話すこと(教授はradioactivelyと言っていた。危険を顧みずというニュアンスだろうか)、意思決定をする際にはそれによって起きる変化を認識した上で決断することが必要であること。そうすれば何を選んだとしても間違った決断にはならないと教授は述べました。冷静にリアルな議論をすべきなんでしょう。考えたくないけど、思い通り行かなかったときのコンティンジェンシープランも話し合うべきだと思います。

教授も生徒も今日はエキサイトせず、言葉を選びながら本音を語っていたように思います。アメリカは集団的行動よりも個人の意思を尊重する国ですから、会社勤めでも起業家であっても人生の意思決定/取捨選択についても心構えができている必要があるんでしょうね。

今学期もあっという間に終わりに近づいています。もう留学期間の70%地点は通過しましたね。時間が経つの本当に早く感じます。人間年をとるほど時の経過は早まるんだそうです。
コスト会計の教科書を買いました。いまさらって感じですが。

授業によっては教科書を使わない。学習範囲が部分的だったり、練習問題を解く程度にしか使わないことも多い。したがって買わないでいたのだが、今日買ってしまった。

それはコスト会計が思いのほか面白いから。セオリーを勉強していて直感的にこれは重要だなぁって思った。ザ・ゴールのTQC理論などでコスト会計の弊害がいわれたりするけれど、それ以前にコスト会計を知らないずしてビジネスはできないと感じた。

だから買いました。しかし、買うのが遅かったのでもうUsed Bookがありません。やむなく新品180ドル(約2万円!はぁ~)で購入しました。

決断を遅らせる代わりに支払わなくてはいけない対価。これがオプションプレミアムやろな。
今日はこれからD.H.氏のお宅へ行ってきます。D.H.氏は派遣元の会社に戻るため12月でMBAを卒業します。それで送別会ではないのですが、一緒に勉強した仲間で食事をすることになりました。特にコア科目で同じ教授だった面子です。

D.H.氏の場合は会社都合で12月卒業となる訳ですが、最近は時間とコストを抑えるためヨーロッパのMBAに行く人が増えていると聞きます。1年や1年半で集中して勉強して、なるべくキャリアをストップさせないで仕事場へ戻るのはありでしょう。2年間かけてインターンや課外活動も行い、未経験の分野へとチャレンジしていくことも1つのやり方でしょう。4セメスターのうちの1つを別の国でExchange Studentとして学ぶ人もいます。

来る前は、そこまで選択肢を広げて考えることはできなかったけど、その人次第でどんなやり方でも勉強ってできるもんだなと思いました。あと7ヶ月(実質4ヶ月程度)でMBAは終わってしまいますが、今後も探究心を維持していきたい。そんな会話をゴルフ帰りの車の中でしたのでした。(久々にゴルフしちゃいました:P)

昨晩Japanese Associationのイベントに行ったときに他学部のPhDやUndergraduateの友人とも同じ会話になりました。皆それぞれ考えてるんですよね。仕事・勉強・家族・友人と要素はいろいろあるけど、自分の人生って何じゃろなって。

Prof.DoggettのOpp Id最後のケースは、今までとは違うテーマで起業家の人生観がIssueです。

蟻との格闘

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オースティンに住む前に蟻害が多いと聞いていたが、最初に住んだ部屋では蟻はいなかった。ゴキブリと蜂はいたけど。でも新しい部屋には、ゴキちゃんと蜂の代わりに蟻が沢山いる。まぁ昔行った蒜山にあるお爺ちゃんの別荘を思い出せば、蟻が部屋にいるくらいは全く気にならないので今まで放置していた。時々噛まれて痛いんだけど。

ところが旅行している間に問題は起きた。

普段使っていたコーヒーメーカーが乾燥し、蟻たちのターゲットとなってしまったのだ。ボストンから帰郷したら、コーヒーメーカーが蟻の巣窟と化していて使い物にならなくなっていた。

お水を入れてスイッチをOnにするとお湯と一緒に蟻がいっぱい出てくるのだ。

以前、妻が作ったカステラが蟻に食われてしまう事件もあったし、もはや黙認できぬ事態ということで、毎度お馴染み近所のWalgreenにて蟻を駆除する製品を買ってきた。

ところが設置当初は、蟻が餌を食べにきてくれなかった。蟻が小さすぎて餌入りカプセルの中に入れない事が原因かと思われた。もしくはカプセルの表面がツルツルすぎて蟻が側面を登れないんじゃないかとも思った。

心の中で"Damn it!"と叫んだ。

しかし諦めたくない。せっかく買った駆除剤なのに。

買い物を無駄にしたくない一心で最後の手段に出ることにしたのだ。

カプセルの端をハサミで切って餌をむき出しになるように改良した。元々は幼児などが誤って中身に触れてしまわないように設計されているものなので、今単身の男には無用の長物であろう。

そして一日待ったところ効果は直ぐにあらわれた。

餌に群がる蟻。徐々に歩行スピードが落ちていく。キッチンを歩く蟻の数も激減し、今では一日に数匹しか見かけなくなった。これで蟻退治は成功!

コーヒーメーカーを再使用するかどうか最後まで迷ったが、結局使うことにした。コーヒー飲みたかったし。とにかく中は洗った。それに仮に蟻の一匹や二匹残っていたとしても、フィルターがせき止めてくれる。そう願って。

我が家にまた平和な日々が訪れた。
Daksh (A)(B)というインドのアウトソース企業に関するケースでした。

相変わらずDoggettらしいのですが、多分Case Writerが考えたであろうテーマ性を軽く(全くではない)無視して、自ら持っていきたい議論の方向へ。さすがManaging and Marketing in the Global Arenaという授業も教えてるだけあって、Emerging Marketの事は詳しいなぁって感心します。

Dakshという会社はBPO(ビジネス・プロセス・アウトソース)といって、要は企業の一部機能を外注として丸受けするビジネスをやっています。今では当たり前の概念ですが。Dakshはコールセンター業務をアメリカの企業から請けていました。

Dakshはインドに所在する会社であり、高いITスキル、安い労働賃金、最初から英語が話せるなど、インドならではのメリットを活かしたアウトソース企業でした。短期的には成功しています。しかし、

○BPOビジネスでは転職率が高い。(業務を覚えたら頃に別のBPO会社に引き抜かれる。)
○経済が発展すれば賃金が高くなる。
○ルピー(通貨)が高くなればコスト競争力はさらに下がる。
○4~5年すれば、違う国(カナダ、東アジア、南米、南アなど)から同じビジネスモデルが現れる。

など、こうリスクを並べてみるとBPOというビジネスの永続性は疑わざるを得ません。

もしサービスを高めるために、メール応対だけでなく電話応答サービスも行えば、タイムゾーン(アメリカとインドの時差)を活かしたビジネスモデルは成り立たなくなります。逆にアメリカと同じタイムゾーンにいるカナダや南米は有利な条件にあると言えます。

ネイティブに近い英語の読み書き、リスニングが出来ますが、話すとなると発音の問題がある。発音を矯正するのに係る時間/コストはどれ位だろうか?という点についても議論がなされました。アメリカ人が思っている以上に、インド人は発音の問題をシビアに考えているようでした。

結局、この会社に投資しても良いものかどうか答えは分からぬまま。

でも、何だか心に残るいいディスカッションであったと思います。インド人同士、インド人とアメリカ人の間で感情的になる場面も多く、オーガナイズしきれない部分は何度もありました。生まれ育った国が違うので、現地に対するリスクの感覚も違えば、思い入れも違います。日本や中国に関して議論されていた時に、私やJessieが感じたことと同じ事をインド人は感じていたに違いありません。ただ、私達と違ってインド人はクラスに4~5人いたので断固たる主張できたことを少し羨ましく思います。

海外展開をすればマーケットが広がる。資材調達のコストが安くなるのは事実なので、グローバル戦略を目指すことは間違っていないと思うのですが、Executionを想定しないで語られると骨抜きな戦略になってしまうって事を改めて感じました。またグローバル戦略におけるITの重要性も感じましたが、うまく表現できる程になっていないので、その話はまたいずれ。
今日は11/14/07
(記事のエントリー時間も11時14分07秒)

オースティンに来て2回目の誕生日を迎えてます。

1年前は妹の結婚式でロサンゼルスへ行きとんぼ返り、その後すぐにボストンへ飛んだので誕生日どころではなかった。でも逆に今年はゆったりとした誕生日を送っています。

FacebookというSNSでは、友達の誕生日を知らしてくれる機能がある。mixiと同じようなもの。そのお陰で沢山の友達から祝いのメッセージが届いた。生活するにおいてSNSって全然必要に思わないけど、記念日をリマインドしたり、フォトシェアリングをする場合には有用だなって思う。近すぎず遠すぎずのミドルレンジの人間関係に。

31歳となりました。
M友に投稿する紹介文を書いたので以下に転載します。転載っていっても私のオリジナル原稿なんですけどね。

当授業は、新しいアイデアを持つ人物や創業間もない企業が成長するために、何を橋頭堡とすべきか?リスクはどこに潜んでいるか?どのように資金調達できるか?等を学ぶように設計されています。

Prof. Doggettは当校の看板教授でありながら、自ら企業経営をしているため、ビジネス経験/ネットワークを豊富に持っています。彼はケースハンドリングを極めており、学生の意見を元に議論をビルドアップすることが上手く、また学生の意見にクリティカルに突っ込みを入れることも容赦ありません。不確定だからこそロジックを大切にする。Doggett氏は起業/ベンチャー経営をサイエンスとして捉えるように心がけているようです。

Doggett氏はライフワークの如くケース(本人談:400/年)を読んでおり、取り扱うケースの約半分は1年以内に発行されたものであるため、ケースに書かれてある内容は身近に、そして議論の内容は一層リアルになります。例えばスカイプやYouTubeを、ケースに書かれていなくても、自分の意見に織り交ぜることができるのです。そして一人一人のClass participationが、クラス全体でリアルケースを作っていくのです。

アントレプレナーが直面する課題は前例無きことが多いため、"今、身の回り"で起きてる事を"全方位的"に吸収した上で、"限られたリソース"を用いてベストチョイスを選ぶ必要があります。だから、所謂MBAのケースディスカッションのルールと異なりますが、十数ページの紙に書かれてあることに留まらず、「今、本当にこういう状況に置かれたらお前はどうするよ」という問いに、学生は起業家や投資家の気持ちになって応えるよう皆で努めているのです。

- Act Like It's Your Company
- Act Like It's Your Money
- Act Like This Is Your Only Chance
は、ケースを考えるときのDoggett心得の一部です。続きは是非Texas MBAに来て自ら体験して学んで頂きたいと思います。

学期によって開催される授業は異なりますが、Doggett氏はこの授業の他にも
- Entrepreneurial Growth
- Managing and Marketing in the Global Arena
- Management Sustainability Practicum
で教鞭をとっています。

いずれも短期的な利益追求論議に陥らない、長期的な企業の成長・存続という観点でマネジメントについて教えてくれます。いずれ皆さんが、この中からご自分の課題意識、志向にフィットする授業を取られることを期待しております。

でした。Texas MBAに興味のある方、お待ちしてます!
ボストン就活のため暫く休んでました。記憶をさかのぼって書いてます。

11月10日(土)
昨日に引き続き沢山の面接を受けました。風邪を引いていたので頭痛を抱えながらの奮闘してきました。

国内/外資、金融/事業会社と幅広く(もちろん軸はありますけど)応募をしていたので、いろいろな会社の性格を感じることができました。特に国内系で面接した方々は皆素晴らしい方々で、ご自身の仕事に誇りを持たれている事がヒシヒシと伝わってきました。そんな方々に、自分の過去のキャリアや今後の方向性を聞いてもらい、会社/職務へのフィット感をみて頂けた事は非常にいい経験となりました。

疲労困憊していて、先々のこと考える余裕もありませんが、とりあえずお疲れ様ということで、今晩はマサ君と一緒にホテルの前で一杯。バーの名前は99(ナインティ・ナイン)っていいました。哀愁漂うおばさんが二人に「今日の面接どうだった?アメリカで働くのか?」って話しかけてくれました。人肌を感じる素敵なバーです。

#キャリアフォーラム会場前にて(恥ずかしいので小さく)
IMGP2185s
ボストン就活のため暫く休んでました。記憶をさかのぼって書いてます。

11月9日(金)
面接を3つ受けてきました。そのうち1つは朝10時30分から午後1時30分までの3時間コース。さすがに疲れました。でも最初のうちに集中して話し込んだお陰で、その後の面接では話がスムーズに。こういうのってやっぱり場数だなって思いました。

夕方5時頃、面接中だったのですがコンベンションセンターがボヤとの事で強制退去。建物前の道路に千何百人という日本人が溢れ、消防車も建物前に停車したため、市街近郊の交通が一時的に麻痺しました。これもいい思い出です。しばらく寒い外にいたのでこの後風邪引いちゃうんですけど。

深夜帰りの理由はお食事会。ボストンの市街レストランでディナーしたことが無かったので感動!カメラが壊れていたので写真をとれず残念でした。

忘れないようにこの2店をメモしておきます。
Legal Seafoods リーガル・シーフード
Union Oyster House ユニオン・オイスター・ハウス

ロブスター、オイスター、クラムチャウダーと堪能しちゃいました。誘ってくださった方々に本当に感謝です。

ホテルについたのは12時すぎ、明日の準備をしたかったけど、お酒を飲んでもうヘロヘロ。そのまま寝ちゃいました。


IMGP2177s
ボストン就活のため暫く休んでました。記憶をさかのぼって書いてます。

11月8日(木)
何とか管理会計の宿題とDoggettのレポート提出を終えた。荷造りを終えたらもはや朝。面接当日までにやろうと決めていた下準備がまだ全然終わっていない。しかたがないので今日の授業は休むことに。木曜日の授業は4コマ。全部休むとリカバリーが辛い。

いろいろと必要書類(旅程、地図、会社紹介記事など)を印刷しながら、友達にメール/電話でリサーチ。気がつくとお昼を過ぎていた。

車にのってオースティン・ベルグストローム空港へ向かう。空港では、WendyやSinya君にばったり会う。それぞれの就職活動に向かう所らしい。みんな授業だけでも大変なのに時間を工面して努力してるんだなと感心。元気をもらいました。

出発は5時すぎ、シカゴ・オヘアを経由してボストンに12時30分に到着。ホテルにタクシーで直行して部屋に着いたのは夜中1時ごろ。

翌日の面接に向けて資料を読もうとするが、そのまま寝てしまう。起きたら朝5時を過ぎていた。
今、毎年恒例のMBA友の会が企画している学校紹介コンテストが行われています。McCombsでは名物教師の紹介をすることになりましたので、暫くはブログでも先生のことを書こうと思います。ネタ集めになるし。

ちなみに私の担当はProf.Doggett担当となりました。

今週木曜日からボストンキャリアフォーラムに行くので、授業を休む事を伝えに言ったのですが、「レポート5ページ。5ページは下限。」と、満面の笑みで真っ白な歯を見せて言われました。鬼です。
新興市場投資といっても、IPO狙いだけでなく、企業への買収を目的としたバイアウト、上場企業の非公開化を目的としたバイアウト、上場企業のリストラク チャリングなど、案件の種類は多様化してきている。プライベートエクイティにおいても同様。これがマルチアセットプレーヤーってやつなんだろう。

なんていうのを、下記ニュースを見てふと考えた。

サイバード、公開買い付けで株式非公開に--先行投資リスクを排除

ジャスダックから上場取り消しとなります。サイバード側の戦略が、長期的な事業立て直しであることは上記サイトを見れば分かるので省略します。

当案件を手がけるのはロングリーチグループという投資会社。ホームページは見つからない。ネットでいろいろ調べてみたところ、日本/アジアを狙う香港のプライベートエクイティだということが分かった。以下が概要。

国内の企業に投資する八百二十五億円のファンドを設定した。近く運用を開始する。ハイテクや医薬品分野などを中心に、大手企業からの事業部門買収や上場企業の戦略的な非子会社化を伴うバイアウト(買い取り)などを手掛ける。【コトラ情報サイトより】
このロングリーチは過去にマクドナルドの公開株式25%を買い取っているらしい。また現在三洋の半導体事業売却案件にも連合を組み入札をしている様子。これから知名度が上がってくるのかも。業界の人は当然前から知ってるんだろうけど。

サイバードの案件で、実際に普通株とストックオプションの買取をしているCSホールディングという会社は良く分からない。根気よく勉強していかないとM&A関連のスキームや理解できるようにならんだろうな。
リアルコムという会社がマザーズに上場しました。

サマーインターン中にサンノゼの会計事務所で丁稚奉公中にお世話になった会社の1つなので嬉しいです。

米国のVMWare上場があったように、日本でもITベンチャーはまだまだ活気があると思ってます。最近成長しているITベンチャー企業は、以前のメディア/コンテンツ系ではなく、開発力があり、プラットフォームを構築できる企業に変わりつつあります。

当然、技術や技術者だけが優れていれば成長できる訳ではないのは、Opportunity Identification & Analysisで習ったとおりのことで、Crossing Chasmのためのマーケティング戦略/組織戦略があればこそであります。

少なくともAdmin力ではビジネスは成功しなくなってきていると思います。開発力とマーケティング力が鍵。このリアルコムは、まさにそのセオリーを今実践で証明しつつある会社なのではと思います。CEOの谷本さんという方、アントレプレナーとしては極めて著名な方です。お会いするチャンスがあれば嬉しいですね。

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